事業部の取り組み
目指すのは、農業分野で「アグリス品質」を確立することです。
「メデール」は接木界のオンリーワン商品

従来の接木のやり方としてPEテープを巻いて接合部を結束させ、活着後そのテープを取り外すやり方が主流でした。この場合、接合部が呼吸できず接木の成功率が低下する事と、活着後再度テープを取り外す作業が発生し、大変不便です。また、化学製品である為に土壌汚染を引き起こす可能性もあります。
弊社が開発した「メデール」は約6倍に伸びる事と、通常は粘着性が低いですが、一たびテープを伸ばすと粘着性が出る独自の工夫をしており、密着して接合部を覆うことができます。被覆する事で接合部を乾燥や病気から守り、ほぼ100%近い活着率を実現しております。
また、薄く伸ばしたテープ自体を活着後の芽が破って芽を出すので、PEテープを取り外す作業が不要であり、労働コストの低減が図れます。天然由来原料を主成分としており、自然劣化後、バクテリアが分解し環境を汚染する事はありません。
新たに開発した「ニューメデール」は、さらに離隔紙を無くす事にも成功し、現場での余分なゴミの発生が無くなりました。この「ニューメデール」、海外では「BuddyTape」という名で世界30カ国以上で広く使用されております。
接木情報と接木テープのご紹介をしている「TSUGIKI.com」も開設しております。是非こちらもご覧ください。

▲従来のPEテープを使用した接木

▲「メデール」を使用した接木
(テープを芽が破って出てきている様子)

▲メデール

▲ニューメデール

▲世界30カ国以上で活躍しています
※「メデール」は離隔紙があり、作業時に取り外す必要があります。
※日本・米国 特許取得済
「アグリスいちご高設栽培システム」で産地活性化をトータルサポート
従来のいちご栽培方法である土耕栽培が中心では、収穫時など腰を屈めた姿勢で行う作業が大変です。また、葉などが太陽光を遮り果実の均一な着色が促進できない事もあります。そこで弊社はそれらの問題点を解決できる高設型の栽培システムを独自に開発致しました。

▲土耕栽培

▲アグリスいちご高設栽培システム
アグリスいちご高設栽培システムの特徴

■作業負担の軽減
高設栽培システムの特徴は、栽培槽を地面より高い位置に配置する事で腰を屈めた作業負担を軽減する目的があります。近年、農家の高齢化が各いちご産地の悩みとなっております。弊社システムは土耕栽培を高設栽培化する事で、作業負担の軽減、作業効率の向上を実現し、産地活性化につなげる取組みを行っております。
■収穫量
一般的な高設栽培システムは平型で土耕栽培に比べ収穫量が同一面積で少なくなるデメリットがあります。弊社のシステムはこれを多段式にする事で従来の高設栽培システムよりも30%の収量増を実現しております。また、独自の高設栽培専用シート「ベリーウェーブ」(特許取得)は培養土保水性の大幅な向上と、均一な保水率により、根部の健康的な生育をサポートしております。
■品質
果実の品質向上は農家の売上単価向上にもつながります。弊社のシステムは玉受けの角度を可変方式にする事で太陽光をより多く取入れ赤くて大きないちごが収穫できるよう工夫しております。また、専用の肥料「無双」や成長促進液肥「バンバンアルファ」など品質向上をトータルで支えております。
■サポート体制
弊社は導入頂いた農家の皆様を万全の体制でサポートする為、「栽培指導室」を設置しております。適切な栽培、技術指導を行うことで、弊社システムのメリットを最大限に活かせるよう努めております。
■観光農園事業
弊社システムが評価され、近年では観光農園への導入が進んでおります。弊社の子会社「玄農舎」が運営しております観光農園は年間3万人を超えるお客様が来園しております。開園時期などに関しましては玄農舎の「ブログサイト」にてご確認ください。また、埼玉県越谷市より「都市型農業経営者育成支援事業」の業務委託を受け、弊社システムを利用した後継者育成にも貢献しております。
■いちご生産就農者向け 研修受け入れ施設
弊社は、いちご生産農家を目指す新規就農者向けに研修所・宿泊所を設けています。アグリス式高設栽培システムを利用した、いちご栽培技術の研修を受けることができます。又、関連の農業生産法人「玄農舎」で、実際のいちご栽培指導による総合的な栽培技術を習得できます。
●立ち仕事での体の負担を軽減
●多段式を採用する事で従来の高設栽培システムよりも収穫量が多い(※植栽数:約9,000/10a)
●組立が容易なユニット式で自家施工も可能
●栽培シート、ベリーウェーブ(特許取得)は保水性と通気性を考慮した仕様となっており、健康ないちご栽培をサポート
●玉受けの角度を可変方式にする事で太陽光をより多く取入れ可能
●多段式を採用する事で従来の高設栽培システムよりも収穫量が多い(※植栽数:約9,000/10a)
●組立が容易なユニット式で自家施工も可能
●栽培シート、ベリーウェーブ(特許取得)は保水性と通気性を考慮した仕様となっており、健康ないちご栽培をサポート
●玉受けの角度を可変方式にする事で太陽光をより多く取入れ可能
TOPICS ●埼玉県越谷市農業技術センターに当社のいちご高設栽培システムを導入